新国立競技場新デザインA案とB案の違いを表で簡単に比較してみた
2015/12/23
画像出典：JSC(JAPAN SPORT COUNCIL 日本スポーツ振興センター)
新国立競技場のデザインを決めるタイムリミットが近づいてきましたね。
ということで最終候補にあがっているこの2案の違いを勝手に表でまとめてみることにしました。
なるべく簡潔に、分かりやすく。
ちなみにこの新デザインに関する資料(技術提案書)はJSCのホームページに公開されているので、そちらから確認可。
参考リンク技術提案等審査委員会 | 新国立競技場 | JAPAN SPORT COUNCIL
新国立競技場新デザインA案B案の比較
A案、B案ポイント比較表
| A案 | B案 | |
| 外観 |    |
   |
| 名称 | 杜のスタジアム | 杜のスタジアム |
| 建築予算 | 148,999,932円(約1490億円) | 149,688,000円(約1497億円) |
| 収容人数 | 最大80014人 | 最大80006人 |
| 建物高さ | 49.2m | 54.3m |
| 延床面積 | 194,010㎡ | 185,673㎡ |
| 階数 | 地上5階、地下2階建 | 地上3階、地下2階建 |
| 工期 | 2019年11月30日 | 2019年11月30日 |
| 屋根開閉 | 無し | 無し |
| 基礎部工法 | プレキャスト方式 | プレキャスト方式 |
| 維持管理費 | 不明(記載無し) | 年間31億円 |
| 座席寸法 | 幅460mm以上×奥行810mm | 幅460-480mm×奥行810mm |
| 男性トイレ(小)数 | 1021 | 685 |
| 男性トイレ(大)数 | 353 | 249 |
| 女性トイレ数 | 1247 | 875 |
| 設計者 | 隈研吾氏、梓設計 | 伊東豊雄氏、日本設計 |
| 施工者 | 大成建設 | 大林組、竹中工務店、清水建設 |
画像出典：JSC(JAPAN SPORT COUNCIL 日本スポーツ振興センター)
技術資料を自分で確認しなおしてこうして比べても予算、収納人数、工期などほとんど同じことが分かりますね。名称も同じですし。資料に(素人の)目を通した感じではスペック面での違いはほとんどないように思いました。
木を使ったデザインで外からの風の通りを活用したりと、コンセプトも似ている感じ。(ここらへんは某昼の番組によると元々そういう指示があったらしいですが)
今後の選定の流れと所感
JSCのHPによるとこの2つの案は
建築の専門家で構成される技術提案等審査委員会により審査が行われ、関係閣僚会議による点検を経たうえで、今月末に、事業者（優先交渉権者）を選定する予定
だそうです。つまり年内にどっちにするか決めるとのこと。
ちなみに見た目がどうだとかいうのは個人の好みレベルのことだと思うのでここでは言及しません。今日のタイムラインを見る限りはみんなの意見も五分五分な感じですし。
さて……どっちになるのでしょうか。
(2015/12/22追記)
本日閣僚会議を経てA案に決定したようです。
そういえばオリンピックロゴの方はどうなってるんだろう。