大学中退起業石田さんとかイケハヤさんとから辺の人にある「正しくなさ」
2016/10/04
いまツイッターを眺めていたらこの記事が目についた。
あんまり個人にスポットを当てた記事は書きたくないんですがちょっと今回は書かせてもらいました。たぶん数日で消します。
大学中退して起業した居候の石田を家から追い出した理由 – レンタメhttps://t.co/DYy3DPFif8 pic.twitter.com/i6gL6pK72u— ヤギレンタ (@renta0310) 2016年10月3日
はてブホットエントリー入りしている。
いわゆる”この界隈”には、いろんな人達がよくチェックをしている。気になるんだろう。(ぼくもその一人だ)
ところで、最近こんなツイートをした。
Aって考えは間違いだった、Bが正しかった…
みたいなのを見て思うんだけど、どんな状況でも常に当てはまる正しさなんて見たことないわけで。
ふつう状況が変われば答えも変わるわけで。
だから正しいっていうのはその答え自体が正しいっていうよりは適用の仕方が正しいってことなんじゃないかなぁ— ための (@bokuranotameno) 2016年9月27日
起業という行動それ自体が正しいわけではない。起業という行動が正しい状況がある、みたいな話だ。
ここで思うのだけど、彼らは起業という行動それ自体を正しいと思っているふしがある。(正確には、状況をあまりにも軽視してそう言っているふしがある)
イケダハヤトさんとかの主張にひっかかる人が多いのはこれが一番大きな理由なんじゃないだろうか。
つまり状況や前提条件を軽視して、起業や地方移住という特定の行動がひたすら正しいと叫んでいるのが正しくないという話。
もちろんイケハヤさんの記事もよく読めば、前提条件について言及しているものも見つかる。読みやすいようにあえて書かないようにしている面もあるかもしれない。
だたそれにしても無条件的すぎる、と思うのである。(サラリーマンの人は~くらいの分け方だ)
かの有名な万有引力の法則でさえ、前提条件によっては成り立たなくなる。いわんや十色の人間の働き方においてをや。
最初のぼくのツイートの話に戻せば、それは適用が間違っていると思うのである。
正しくない。
起業それ自体が正しくないのではなく、その適用の仕方が正しくない。
中にはそれで成功する人もいるけれど、特定の例をもって全体の傾向にまで話を広げるのはあまりに無理矢理だ。
もしそれが通るのなら、億万長者になるための最善の方法は宝くじを買うことになってしまう。(大多数が失敗することに目をつぶれば最も楽に誰にでも大金を得ることができる魅力的な方法だ)
だからもっと状況とか条件を説明した方がいいんじゃないかな、と思う。
その強い主張の前にある枕詞を省略しすぎないようにしたほうがいいと思うのだ。
「信じれば夢は叶う」
それは多分本当だ
但し一文が抜けている
「信じて努力を続ければ夢は叶う」
――これが正解だ
さらに言えば
信じて「他のどのライバルよりも1時間長く毎日努力を続ければある程度迄の夢は、かなりの確率で」叶う―だキャッチコピーというものは 短い方がいい
――でも これは あまりにも はしょり過ぎだと思う
それじゃまるで 「何もしなくても」「ただ信じていれば」叶うみたいじゃないか
この文章を ここまで削ったヤツに 何を思ってここまで削ったのかと問い質したい
引用元:3月のライオン第7巻 Chapter64 銀の羽根 より
もちろん歯切れは悪くなる。でも歯切れは悪くなっても正しくないよりはマシではないだろうか。それが何かを発信するものとしてあぁ3月のライオンアニメ化楽しみ