ぼくらの研究

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今の人工知能は人工論理である。最近流行りの芸能人AI化を添えて。

      2016/03/22

AI

 

なんだかタイトルの後半は料理の名前みたいになりましたが、内容は至って真面目です。

 

こんな記事を書いたのは今日のRBB TODAYの記事で篠崎愛さんの人格をAI化するというニュースを見つけたからです。

参考リンク オルツと電通、篠崎愛をAI化……芸能人デジタルクローン生成プロジェクト

最近流行ってますよね。マツコデラックスのAIロボットなんかも話題になりましたし。

 

このAIというものに馴染みがないと、「なんか怖ええ…末恐ろしい…」と漠然と思ってしまいますが、みなさんが普段触れている”機械”と根本は同じです。

Aが動いたら、Bをする。
Cが動いたら、Dをする。

みたいな設定だけで作られています。

今回ニュースになった件のAI、人工知能もこういった設定をすごーく細かくして精密に動かしているだけです。現段階では人工知能は予め設定してあるロジックの通りにしか動きません。

人工知能、AIの知能というのは人間のそれとは異なり論理(ロジック)しか存在しないということですね。

 

人間は論理的な考えもできるけど、論理では説明できないような思いつきもします。(難しい言葉でこれを飛躍とも言ったりします)

これが機械にはできないんですね。構造的に。
もともと設定されていること以外は決してしないし、逆に設定されていること以外をするようならそれは”機械”として失格です。「設計」というのは○○が△△で…みたいに決めることですから、さっき言った設定がおのずと決まってきてしまうのです。「ならば…」と何も決めずに適当に作っても人間のような飛躍はできるようモノはできません。箸にも棒にもかからないガラクタができるだけです。

そういう意味で今の人工知能は「人工論理」と言っていいと思います。

量子コンピューター等の開発によって単純な規則に従わない動きができるようになれば別ですが、少なくても今はそんな感じです。

そして、ぼくらが機械と比べて能力面で勝ててるところってそこくらいなんです。

論理では上手く説明できない、言葉にできない、このよく分からん動きができることがぼくら人間の強み。逆に言えば説明できるようなことは機械にもできてしまうということですね。

人工知能…いや人工論理との真正面から戦いは仕掛けたくないものです…。