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人食いバクテリアの症状と原因と予防法をざっくり

      2015/08/21

人食いバクテリア

 

現在トレンドラインを騒がせている人食いバクテリア。

こいつの症状と原因と予防策を簡単にご説明したいと思います。

この「人食いバクテリア」というのが騒がれ出したのはこのニュースが発端。

「人食いバクテリア」とも呼ばれ急激に手足が壊死し、死に至ることがある「劇症型溶血性レンサ球菌感染症」の今年の患者数が279人となり、過去最多となったことがわかりました。

「劇症型溶血性レンサ球菌感染症」は主に「A群溶血性レンサ球菌」の感染によって引き起こされ手足の筋肉が急激に壊死し、多臓器不全などになることがあります。致死率はおよそ30%にのぼり、「人食いバクテリア」とも呼ばれます。

国立感染症研究所によりますと、今年は今月9日までで患者の数がすでに279人にのぼっていて、調査を始めた1999年以降で、最多となっています。都道府県別では、東京が44人、大阪が28人などとなっています。

参考リンクhttp://headlines.yahoo.co.jp/videonews/jnn?a=20150818-00000020-jnn-soci

 

人食いバクテリアに感染した場合の症状

 

主な症状は

 

 

・発熱

・喉の痛み

・嘔吐

・手足の腫れや痛み

 

 

といったところのようです。こうして見るとわかる通り風邪に症状が似ています。

これが悪化すると手足の壊死が起こり、最悪の場合死亡してしまうようです。参考元の記事の数字では致死率が30%で、過去最多の感染者数のようですから警戒するにこしたことはないでしょう。特にこの感染症は発症から短時間(数時間から数日)で悪化するようですので、感染が疑わしい場合はすぐ医療機関で正しい処置を受けるように。

 

人食いバクテリアに感染する原因

 

感染経路は主に2つ。

1.生の魚介類を食べたことによる感染

多いのが生牡蠣。その他の貝類や魚も同様に感染源となるようです。

2.傷口からの感染

この菌は水中にいることがほとんどで、塩分濃度が少し低いところを好みます。海と河川の間くらいが最もこの菌が多いようです。

 

ちなみにここまで読むと、名前がものすごいし日常生活の中で感染しそうなものばかりなのでだいぶ危機感を煽る感じですが、肝機能や免疫機能が正常なら感染しても発症まで至ることはそこまで多くないようです。また低温や高温に弱いので、後述するような予防法をとればこの菌は死滅するとのこと。発症した場合の症状が重いので、全く警戒しなくていいとは思えませんが過剰なパニックまで起こす必要はないと思います。

 

 

人食いバクテリアに感染しないようにする予防方法

手洗い、うがいの徹底

さっきも説明したように日常生活のなかでもこの菌と接することはあるので、外から帰った時にはきちんと手洗いうがいをして清潔にするようにしましょう。

生の魚介類はいったん冷蔵or冷凍するか、焼く

この菌は常温以外ではほぼ活動できないようですので、海や川で釣った魚を食べる前にいったん冷蔵(冷凍)して0度付近まで冷やすか、その逆に焼いてしまうかするのがいいそうです。

傷がある状態で海や川に入らない

傷口からの感染を避けるため、体に何かしらかの傷がある時は海や川、その他遊泳施設等は避けた方がいいでしょう。

 

繰り返しになりますが、調べた限り(名前の割に)この菌自体はけっこうどこにでもいる菌で大パニックになるほどのものではないそうです。現状では。(もしかしてこれまでと違う進化とかしちゃってるやつだったら別ですけど)。とりあえずざっくりとしたご参考まで。