ぼくらの研究

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映画「マイインターン」を見たので感想を。

      2015/11/01

ポスター アクリルフォトスタンド入り A4 マイ・インターン 光沢プリント

ロバートデニーロとアンハサウェイ主演のこの作品。

邦題では原作のようにキャッチコピーらしいものはありませんが、いちおう原作では

「Experience never gets old.」

となっています。「経験は決して老いない。」という意味ですね。

前置きこの記事はストーリー上の具体的なネタバレを含みます。ご注意下さい。

 

あらすじ

ファッションサイトを運営する会社のCEOジュールズ(アン・ハサウェイ)は急成長する組織の問題に悩んでいます。そんな中入社したのが、電話帳作成会社を務め上げ妻とも死別して現在何かやれることを模索中の70才ベン(ロバート・デニーロ)。ジュールズは当初ベンにまったく期待しておらず邪険に扱ってしまうこともあったが、人生の酸いも甘いも経験してきた彼の優しく誠実な行動に触れていくうちに…。

 

という感じです。簡単に言えば。(勝手にためのがあらすじっぽく書きました。ご容赦ください。)

 

感想

普通に面白くて心温まる映画でした。

主演の2人を軸にストーリーが上手く回っていています。才気に溢れ、ずっと会社のために奮闘しながらも急成長する会社組織の問題に振り回されてばかりジュールズ、そんな妻をサポートするために主夫業に専念するどこか満たされないものを感じているマット。マッサージ師のフィオナ。あと主人公であるベンと同期のひげの人とか会社の人。みんなが上手くストーリーに絡んでいます。その中で主人公の老兵ベンは理想的なメンターの役割を発揮して物事をいい感じに好転させてくれる…みたいな映画。

あえて酷評をするなら、そんなに強いメッセージを感じなかったところでしょうか。

物語としてはかなり完成度が高いと思いますが、良くも悪くも毒がありません。

言葉というよりも姿勢を印象づけたかったからかもしれませんが、ベンも当たり前と言えば当たり前のことしか言っていませんし…。あ、いや良い映画なんですけどね。

キモチワル…詩的な言い方をすれば気分を穏やかなアロマのような映画だと思いました。

あと余談ですが、映画の背景…というかEコマースの会社の事情とかが現代っぽい感じがする。ビジネスモデルとかトラブルの中身とかも実際今隆盛のEコマース会社とかでありそう。