2010年以降のIT系ネット系映画、ドラマおすすめ11選
2018/02/01
2010年以降に公開された映画やドラマでIT系、インターネット系ものでおすすめのヤツを紹介していきます。※ちょっと昔の映画(ソードフィッシュとか)は今回の記事には含まれません。
最近のIT系ネット系の映画、ドラマおすすめ11選
Silicon Valley
公開日2014年4月6日
タイトルの通り、IT企業のメッカ、シリコンバレーを舞台にしたドラマ。
ぼくらがなんとなくイメージしてるIT系のスタートアップとサクセストーリーをドラマにした感じでしょうか。
ドラマ的な演出がけっこう加わっていて実情とはちょっと違うという批判もあるようですが普通におもしろいです。ご都合主義なのはいかにもHBOのドラマっぽいけど。
参考までにYoutubeトレーラーを貼っておきます。
ただね……残念なことを言えばこのドラマ、日本語未対応なんです。吹き替えはおろか字幕すらありません。そこはご注意を。
The Internship(邦題:インターンシップ)
公開日2013年6月7日
今度はインターネット企業の代表格「Google」を題材にした映画です。
さっきのソーシャルネットワークも完全に実話をもとにしてる作品ですが、この映画は全てリアル。
実際にGoogleにインターンとして研修を受けて正社員を目指すという話になっています。
作品中に出てくる企業名もGoogle、そして実際のGoogle社内にて撮影も行われています。架空なのは登場人物くらい。実物(大ボス)も出てるけどね。
他のIT系作品は少しギラついた感じがあるんですけどこの映画は全くそういう感じがありません。もちろん一生懸命さはありますが。
ポップに。クールに。クリーンに。スマートに。
まさにGoogleが打ち出しているイメージそのもののような映画です。ちなみに日本では劇場未公開のようです。
おもしろいのでぜひ見てみてください。グーグリネス。
The Fifth Estate(邦題:フィフス・エステート/世界から狙われた男)
公開日2013年6月7日
匿名機密情報公開サイトWikileaks(ウィキリークス)を題材にした実話ベースの映画です。
日本では劇場公開されてないみたいですし、国内報道もほぼなかったのでぼくもこの映画を見る前は「なんかアメリカからエラい目をつけられてて大変そうだなー」くらいの情報しかもっていませんでした。
実話なんですがこの映画をとおして見ると今のインターネット社会において一個人がどれだけ世界に影響を与えているかを考えさせられます。
そして物語の展開もけっこうハラハラドキドキでどうなるか気になります。事実は小説よりも奇なり。あ、ただ関係者の発言を見てみるとどちら側もだいぶ主観によってる感じがするのでちょっと引いて見たほうがいいかも。
人が語る真実は本物じゃない。その人が思う真実だ。
本当の真実は自分で探すんだ。
真実として提供された話を深く掘り下げようというその意思にこそ真の権力は宿る。
んー最後のアサンジの語りはいろいろ考えさせられるなぁ。
余談ですが今回紹介している作品の中ではなんか1番ハッカーっぽい感じの映画です。(小並感)
My Intern(邦題:マイインターン)
公開日2015年9月23日
「プラダを着た悪魔」とセットでファッション系の映画としてクローズアップされることが多い映画ですが、一応ネット系の映画です。
ファッションEコマース(服のネット通販)の会社が舞台なので他に比べるとそこまでIT色が強くないですけど、思っているよりはITよりの映画だと思いますよ。2015年9月公開という最近の映画でもあるのでインターネット事情はかなりリアルに描かれています。普通におもしろいし。
ネタバレを含んでいますが、レビューが気になる方は以下をどうぞ。
参考リンク映画「マイインターン」を見たので感想を。
Steve Jobs(邦題:スティーブ・ジョブズ)
公開日2013年11月1日
Appleを立ち上げたスティーブ・ジョブズの半生を描いた映画です。
けっこう賛否両論分かれているようですが、どういった物語があったかを知るためにはいいと思います。
ちなみに来年(2016年)2月12日に全く同じタイトルで同じようにスティーブ・ジョブズを題材にした映画が公開されるようです。
そちらの方はスライムドッグ$ミリオネアの監督とソーシャルネットワークの脚本家。
前評判だけなので測りかねますが、関係者によるとこの来年のスティーブ・ジョブズの方が「より実際に近い」だそうです。
たしかに本作はけっこうソフトなドラマ仕立てになっている感じはありますね。あんまエッジはたってないかな
やはりジョブスが入る直前、もう終わったかと思われたAppleの株価が今ではあのGoogleもMicrosoftも抜いて世界一になっているのはひとえに彼の功績だと思ってしまいます。
ジョブス亡き後のAppleはなんかアレだしね。
the socail network(邦題:ソーシャルネットワーク)
公開日2010年9月24日
世界中の人が利用しているSNS、Facebookを誕生と発展を描いていく映画。
おそらくこのIT系映画ジャンルでもっとも多くおすすめされているのではないでしょうか。
とてもおもしろいです。特にIT系の仕事をしている人にはぜひ見てほしい。
ぼくのようにわりと影響されやすい人は「なんか世界にインパクトを与えるサービスを作ってやろうかな……」みたいな気持ちになります。
でも実際作れたらおもしろいですよね。万が一でもこの記事がきっかけになって次のFacebookを作られたら……こんなに嬉しいことはありません。その時はぜひぼくに寄hご一報ください。
Who Am I – No System Is Safe(邦題:ピエロがお前を嘲笑う)
公開日2014年9月25日
ドイツ産の本格的なハッカー(クラッカー)映画です。
ITのことだけでなくいろんなことの本質をうまく表現しているものもあります。ぼくはハッカーではないのであまり説得力はないのですが、たぶんリアルのハッカーもこういうことを考えているのではないのかと思うような感じです。
作中にはいろいろなトリックが散りばめられており………まぁここではあまり多くを語らないでおきましょう。あとBGMがなぜかソーシャル・ネットワークのやつとめっちゃかぶる……てか同じじゃね?
単純に映画としてめちゃめちゃおもしろいです。おすすめ。
リッチマン、プアウーマン
公開日2012年7月9日
FacebookとかAppleとかGoogleとかGREEとかのどこかで聞いた話を全部混ぜたような設定になっていますが、おもしろいです。
特に現代の(国内の)インターネット関連企業の特徴を表しているのかなぁとか思ったりします。
これも(IT系の人は)ソーシャルネットワークのようになんかやりたくなります。
これも面白いです。あと石原さとみがかわいい。けなげ。
Halt and Catch Fire
公開日2014年11月5日
冒頭で紹介したSilicon Valleyとよく一緒に紹介されているIT系のドラマですが、こっちの方が玄人ウケがよさそう。
このドラマはIBMを題材にしています。フィクションではありますが実話をけっこうベースにしているらしいです。
あっちがポップで明るめだとするとこっちはシリアスで暗め。ちなみにぼくはこっちの方が好きですね。マッケンジー(キャメロン)の短髪がやばい。
ただこれも日本吹き替え&日本語字幕がありません。ご注意。
MR.ROBOT(邦題:ミスター・ロボット)
公開日2015年6月24日〜
超凄腕のハッカー達が世界をひっくり返していく話。主人公を始めとして登場人物はみんなキャラが濃いです。
大きくまとまった物語の作りにくいテック系ドラマをマンネリ気味になることなく間延びすることなくすごい構成力だと思いますし、IT系ドラマではまず見ないかなりのハードボイルドテイスト。
人生や哲学についても示唆に富んだ知見が散りばめられています。ITドラマの皮をかぶったヒューマンドラマです。でもたまにすごくふわふわした雰囲気になることもあり、一言では形容できません。おもしろいです。
2018/01/30現在シーズン3まで製作されていて、シーズン4も現在製作中とのことです。
STARTUP(邦題:スタートアップ)
公開日2016年9月6日
これもIT系ドラマとしては異色。(公式サイトによるとクライムサスペンスドラマらしいですが)
しかも扱っているのが仮想通貨、ダークネットとかなりコアなものになっています。さっき紹介したMR.ROBOTよりは若干ポップなテイストになっていますが、それでも全体的にシリアスな雰囲気でこれまた異色でしょう。最近のはこういうのが多いのかもしれませんね。
シーズン1が始まったのが2016年9月ですがその時点で仮想通貨を題材にしてドラマを作っているあたりもシャープです。登場キャラの組み合わせも前代未聞な感じでおもしろい。
現在新シーズンを鋭意製作中とのことで、期待大。
あとがき
こうしてみると世界的なネットインフラに関する映画はだいたい出てますね。あと映画化されてないのはTwitterとAmazonくらいでしょうか。(あ、でもTwitterは「Hatching Twitter」で映画化されようとしてるっぽいです) もしAmazonとかが映画化されているのを発見したらための(@bokuranotameno)までぜひご連絡を。