アイスは本当に賞味期限が無いのか調べてみた
聞いたことがあるかもしれません。
「アイスってさ…賞味期限無いんだよ」
みたいな話。
これよく聞くけど本当かなぁと思い、いろいろ調べてみることにしました。
実際のアイスの賞味期限表記
冷蔵庫にたまたま入っていたDoleというアイスがあったので、
賞味期限表記の有無を調べてみると…
確かに賞味期限が書いてない。
家に全種類のアイスがあるわけではないので実際に自分の目で確認できたのはこれだけですが、調べてみるとバニラアイスやチョコレートアイスなど他の種類のアイスも同様に賞味期限の表記はないようです。
アイスに賞味期限を表記していない理由は?
賞味期限、つまり味や風味等の品質が保持される期限がないのは何故なのか?
永久に劣化しないのか?
それともカロリーゼロ表示のように、「それに限りなく近いんだったらそう扱ってもいい」的なことなのか?
調べてみた結果…
冷凍環境(-18℃以下)で未開封状態のアイスを保存し続けた場合は、通常の細菌は増殖せず成分の変化が極めて小さいので、賞味期限というものが無いと言えるくらい長く味や品質を保存できる
ということでした。
さすがに永久に大丈夫と断言はできないようでしたが、メーカーや研究機関も「普通の食べ物として保管しているぼくらにとっては表示しなくても問題ないくらい長い」という感じの説明でしたので数十年は大丈夫なのでしょう。すごいですね。数十年たっても味が変わんないとか。法律上もアイスクリームは賞味期限表示を省略していいことになっています。
ただし、これは-18℃以下の状態で冷凍し続けた場合です。当たり前ですけど、冷凍庫の扉は開け閉めします。ずっと閉めっぱなしだったら物取り出せないですからね。ですから現実的には今いったような長い期間の保存は難しいでしょう。それと冷凍状態が良くてもアイスクリーム自体を開封したらダメです。結局油分等が混入してしまえばアウトなので。
で、こういった冷蔵庫の開け閉め等を行うと当然冷凍保存環境は一時的に悪くなるわけで、単純に冷凍庫に入れておけば何十年たってても絶対安全…とは言えないようです。現にアイスクリーム販売元には冷凍状態が悪いせいで味がおかしかったというクレームはよく来ているようです。
普通に冷蔵庫に入れてるアイスは、何年も経つと劣化していることもあるのでご注意を。
ちなみにアイスは、一度溶けてしまうと状態が変化してほぼどの製品も見た目が変わります。
ですのでアイスは見た目でもある程度品質が判断可能な食品だそうです。見た目が正常なら(新品と比べて変化が無い)品質も正常であると判断出来していいでしょう。自己責任ではありますが…。