ぼくらの研究

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iPhoneとかで広告非表示機能が実装されるかも…で考察してみた

   

驚く

 

ブロガーの運命を左右するかもしれない記事を発見したので、それに関してちょっと考察してみたいと思います。

Google AdSenseを利用しているブロガーが多いと思いますが、なにやらiPhoneとかiPadに搭載される予定の次世代Safariに広告非表示機能がついているとか…。
もしそうだったとしたらユーザー側としては広告を非表示に(ブロック)する人が圧倒的多数だと思われるので、ぼくらの収益源であるAdSense等も当然非表示にされてしまいます。

これはもう凄まじいことです。

 

これからどうなるのか?

ちなみに参考元の記事はこちら。

参考リンクアップルがiPhone、iPadで広告非表示機能を開始か 次世代サファリに実装?

 

「そんなことを言ったら、ネット広告業界は破滅してしまう!
Googleだって収益の90%が広告収入じゃないか!
こんな横暴は許されない!」

というセリフが出てくるのは世の常。

ですが今までの構造が塗り変わっていくのも世の常です。

特にネット関連のサービスというのは既得権益が崩れやすいですから、実際にGoogle AdSenseやその他の広告が無くなってしまうこともあり得るわけです。

ぼくらブロガーとしては広告を非表示にされたらかなりの影響を受けますので(当然ぼくもかなり影響を受けます)ポジショントークをしてしまいがちですが、世の中の動きはそういったものに情けをかけてくれるものではありません。
 

心を落ち着かせて、実際に考えられる動きをちょっと予想してみましょう。
 

Google(広告有) vs Apple(広告無)の構図

さきほども言ったようにGoogleはその収益の9割が広告収入。

検索エンジンに限らず、Google Map、Google Earth、Google+、GMail等非常に大規模で多様なサービスを展開しておきながら、そのほぼ全てを無料で提供できるのは単純にターゲティング広告によって間接的に利益を上げているからです。

Googleはマップを売ったりしてませんし、ソフトウェアを売ったりしてません。
いろいろなことをやっている企業に見えますが、Googleは根っからの広告屋さんなのです。

つまりそんな機能をつけられたら商売あがったり。

幸い(狙っていたかもですが)、GoogleにはAndroidというものがあります。
iOSでは非表示でもAndroidではばっちり表示していく、という形でひとまず対立していくのは考えられます。

ただそうした場合、ユーザーは当然使い勝手がいい方、つまり広告のないiOSの方を選ぶと思います。
Google(Android)のシェアが圧倒的に奪われてしまうのは明白で、それを想定できない天下のGoogleではないはず。

ですので、個人的には単純に広告の有り無しで対立する構図はちょっと考えられません。
対立するにしても何か策を打ってくるでしょう。
 

Google(広告無) vs Apple(広告無)の構図

ブラウザを利用する側としては広告はノイズになることが多いので、市場は広告非表示の方を歓迎するでしょう。

またGoogleはエンドユーザーの利便性に重きを置いてくれている企業でもありますので、Appleが広告非表示に舵をきったのと合わせてGoogleも広告を非表示にする可能性も0ではありません。シェアを大幅に削られるよりは…みたいな感じで。

ただ、こうした場合にGoogleのビジネスモデルに大きな変革が求められます。その場合にどうなるかは…すみません、ちょっと幅が広すぎて予想できません…。

 

 

Google(広告有) & Apple(広告有)の構図

「やっぱ広告って大事だよねー」
とお互いうなずいている構図です。

つまり例の記事で取り上げられていた広告非表示機能が結局実装されなかった場合のことですね。
このパターンも考えられます。むしろ可能性としては高いと思います。個人的に。
いろいろなサービスが無料で提供できるのは広告収入という形で間接的に収入を得ているからであり、それが破綻してしまうと多くのWebサービスの運営も破綻してしまうからです。

Appleも包括的に判断して結局広告の表示は無くさない…というパターン。
 

どうすればいいのか?準備することある?

 

この先どうなるかは分かりませんので、今のところは特に何か準備することはないと個人的には思います。

ですが、もし広告が非表示になった場合は以下のような形態になるんじゃないかなぁと思います。
 

有料記事

これは分かりやすいですね。
無料で見れる記事の他に有料で見たくなるようなスペシャルな記事、コンテンツを用意してそれにお金を払ってもらうと。

当然読者にはその記事を見る前に価値を感じさせるようなものでなければいけませんし、先に無料の記事でそう期待させるだけの信頼を気づいていく必要があるでしょう。

 

記事広告

記事自体が広告になっているものですね。

例えば化粧品の会社からオファーを受けて、自分のブログでその会社で取り扱っている商品の紹介する、とか。
一記事当たり何円という単価設定になっていて、記事を書くこと自体で収益が発生するモデルです。

 

 

以上2つが今のところ思いつく、ブロガーの収益モデルになります。
どちらもユーザー(読者と企業)からそのブログの価値を感じてもらえなければ収益を上げられないモデルになります。

けっこうヘビーですね…。

 

実際どうなるかは予想はつきませんが、いざそうなったときにパニックにならないように心の準備だけはしておきましょうかね。