ぼくらの研究

ぼくらのための研究をしていきます。

法律というものは全ての人が把握している前提になっている。

      2016/07/07

 

「知らなかったでは済まされない」

ということである。

 

ぼくらは生活する上でさまざまなことを行っているが、それが法律に照らし合わせてみて問題ないかということは普段特に意識しない。

そもそも現代、特に日本の法体系というのはとても複雑であり(これは日本の法律が基本的に過去の法律をリセットをせず、ひたすら積み上げていく形をとっているのが主な原因だ)違法行為を避けるためには膨大な量の知識をつめ込まなくてはいけない。

だがそういったけっこう高いハードルがありながら、知識の有る者も無い者も(基本的に)同じ基準で処分される。

何らかの法を犯して捕まった時、ホントに違法だと知らなくても
「違法だと知りませんでした。」
という言い訳は通じないのである。

未成年に関してはその処遇が変わったりはすることがあるものの、基本的に通常の成人は同様の適用を受ける。

 

無知は罪だ。

とはよく言うが、これは倫理的な比喩ではなく実際に無知はそのまま罪になるのである。

そういった意味で、僕らは様々な法律を「知らなければいけない」と言っても過言ではない。

幸い今は法律関連の情報は以前に比べると得やすい環境だ。概要だけで良ければWikipediaという便利なものもある。グレーゾーンやあまりに詳細まで調べようとすると自分の生活には明らかに関わらないだろう部分も出てくるので、その場合は適宜という感じにどうしてもなってしまうが、自分が関わりそうなものくらいは調べたほうがいいのでは、と思い筆をとって今に至る。

「そんな難しいモノをそう簡単に覚えられるわけがない!
知っているやつだけ得して、俺らが損するなんて不公平だ!」

という公平を履き違えている声も残念ながらあるようだが、せめて司法、ルールの世界だけはそういう大衆迎合型にならないで欲しいし、決してなってはいけないとさえ思う。

 

もし仮に、知らなかったら罪に問われないような法制度だったらどうなってしまうだろう?
罪に問われないとはいかないまでも減刑されるような法制度だったら、どうなってしまうだろう?

 

ルールは軽視され、甘えがひたすら許される。

それがいかに人間にとって破滅的かが分かっているからこそ、その他の分野とは違い法律の世界はあまり大衆に迎合していないのだ。

司法の世界にはそういった矜持が不可欠なのである。

 

そう、何を隠そう僕はリーガル・ハイが好きだ。

 

 

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P.S.

もちろん上記画像の使用は法律違反ではない。