ポケモンGOを使った2つの集客方法
2016/08/01
画像出典元:http://www.pokemon.co.jp/ex/PokemonGO/
(2016/07/23更新)
飛ぶ鳥落とす勢いで急上昇をし続けているポケモンGO。
2016/07/15時点で配信されている国はアメリカ、オーストラリア、ニュージーランド、ドイツ、イギリスの5カ国。(実際には韓国の一部地域でもなぜか利用可能になっているが、これに関して公式アナウンスは今のところない)
まだリリースされたばかりであるにも関わらず、すでにこのポケモンGOが大きな集客効果をもたらしている事例がいくつも紹介されている。
今回はこの「ポケモンGOを使った実店舗やイベント会場への集客方法」の記事だ。
1.ポケストップ、ジム等の公式スポットになる
ポケストップ:ポケモンのタマゴやモンスターボール等を入手することができるスポットのこと
ジム:他のプレイヤーとバトル(ジムバトル)ができるスポットのこと。
ポケモンGOの広告サービスを利用することで、自分のお店や特定の場所をこれらゲーム公式スポットとして登録することができる。(広告サービス内容、スポンサーメニューは近日発表されるとのこと。日本ではマクドナルドがすでに提携している)
これにより近隣地域にいるポケモンGOユーザーを一気に集客することが可能だ。
リリース開始数日目にしてポケモンGOはすでにTwitterに匹敵するアクティブユーザーと、どのSNSサービスも敵わないほどのユーザー利用滞在時間を誇っている。
この大人気サービスのユーザーを集客できるというのは実店舗やイベント会場にとって非常に効果的だと思われる。飲食店でもスポーツ用品店でもケーキ屋さんでもヨガ教室でも問題ない。クーポンサイトや地域情報誌で苦戦していたのが嘘のように集まるかもしれない。
しかもこういった広告を利用している店舗では間違いなくポケモンGOに関連したサービス、キャンペーン等を展開するだろうから(公式スポットの登録はしたのにポケモンGOユーザーへのキャンペーンを行なわないという無能な経営者はいないだろう)、集客効果はさらに相乗的になる。
「ポケモンGOユーザーはドリンク一杯無料!」「ポケモンGOユーザーは商品10%割引!」
とかいうキャンペーンを打ち出せばユーザーはゲーム以外の面でもその店舗が魅力的に映るかもしれない。すばらしい相乗効果である。
さらに言えば、店舗側は最初からポケモンGOユーザーの来客を想定しているので、今懸念されているモラルマナーの問題、アプリ使用時の不注意、他利用客への迷惑等の問題に予め配慮、準備できる。
これによってポケモントレーナー達は気兼ねなくそのスポットを動きまわり、快適にポケモンを捕まえることができるだろう。
これもユーザーにとっては嬉しいメリットだ。足を運びやすい理由の一つになる。
2.ルアーモジュールを使う
ルアーモジュール:一定時間(30分間)その付近にポケモンを出現させるゲーム内アイテム。他のユーザーにも効果がある。
1個100ポケコイン(120円)
基本的にはさきほどと紹介した公式スポットの場合と同じように集客してくれる。
現実世界の場所(座標)とゲーム内の要素をリンクさせて、ポケモンGOプレイヤーが集まりやすい場所にしてくれるということだ。※ちなみに同じような効果のアイテムで「おこう」があるが、こちらは使用した本人にしか効果が出ないので集客としては意味が無い。
ただもしかしたら費用対効果、コスパはこのルアーモジュールの方が上のこともあるかもしれない。(プレイヤーの状況によって違うので一概には言えないが、さきほどのがポケモンのタマゴやモンスターボールといったものに対してこちらで用意されるのはポケモンそのものなので)
ニューヨークにあるレストラン「L’inizio Pizza Bar」は、『Pokemon Go』のアイテム「ルアーモジュール」を利用し、集客に成功した。「ルアーモジュール」は30分間ポケモンを出現させる有料アイテム。ポケモンを捕獲したいポケモントレーナーたちは、ポケモンがいる場所に引き寄せられる。店のマネージャーであるショーン・ベネデッティさんは、この行動特性を利用し、10ドルで12のポケモンを店に出現させトレーナーたちを集客。売上を75パーセントも向上させた。
引用元:http://news.biglobe.ne.jp/entertainment/0713/blnews_160713_9792827926.html
しかも単純にアプリ内アイテムの効果なので、広告申請時の面倒な手間はない。運営者が集客したい場所でアプリ内のアイテム(ルアーモジュール)を使うだけでいい。
よりスピーディに、よりタイムリーにできる集客方法と言えるだろう。
※ただし、ポケストップが付近にないとこのアイテムは使用不可。使用したポケストップに周囲のポケモンを引き寄せるアイテムだからだ。
今のところ、この2つが効果的な集客方法だと思う。
既存の集客方法を破壊しかねないほどの爆発的な広がりを見せているサービスだけに今後も目が離せない。
近い将来、カフェでは
「えーーここWi-Fiないのー?」
ではなく
「えーーここポケモンいないのー?」
という会話の方をよく聞くようになるのかもなぁ、と思ったりもしている。