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G700sで電池を長持ちさせる5つの設定、方法

      2016/05/09

G700sの設定

さっきG700sのレビュー記事を書いたんですがこのマウスはバッテリー(電池)の消耗が激しくて悩んでいる人も多いと思うので、今回は電池寿命を延ばす方法、消費電力を押さえる設定をご紹介。

1.dpi感度レベルを下げる

dpi感度レベルとはものすごく簡単に言ってしまえば「マウスを動かした時のパソコン画面上のカーソル(ポインタ)の移動量」のことです。

dpiというのはdots per inch(ドット パー インチ)の略で正確にはマウスを1インチ移動した際に何個ドット(観測点)があるかということです。この数値が高いとよりきめ細かく移動を認識できるという話なんですが、ちょっと動かしただけでも認識できる→ちょっと動かしただけでもマウスポインタが動く→マウスの動きに対してカーソル(ポインタ)がいっぱい動く……という感じで結果的にさっき説明したような感じになります。

で、このdpi感度レベルが高ければ高いほど電池の消耗が激しくなります。

下げるとカーソルが動きにくく(移動量が少なく)なりますが、電池を長く保たせたいなら可能な限り下げましょう。

dpi感度レベルの設定方法(G700sの場合)

ロジクールのゲームソフトウェア設定を変更しましょう。デフォルトのまま使ってると電池がみるみるうちに減っていって1日1本は確実に消費してしまいます。

まずロジクールのゲームソフトウェアを開いて、画面右側にあるカーソルと歯車のマークをクリックします。(下図赤枠部)

G700s dpi設定

 

すると以下のような項目が表示されます。

G700s dpi設定画面

この青色の菱型(デフォルト値)とか青色の棒(現在のシフトの設定値)とかをいじって変えることができます。

ちなみに普通の用途であれば1200もあれば十分だとは思います。

2.ポーリングレート(レポートレート)を下げる

このポーリングレートは「1秒間に何回マウスのセンサー情報を読み取るか」ということ。

ポーリングレートを250Hzに設定している場合は1秒間に250回読み込みを行っていることになります。

これがG700sのデフォルト設定では500Hzになっています。これを125Hzとかに下げると単純に読み込み回数が1/4になるので電池のもちがグッと良くなります。

また、このポーリングレートは高いほど使いやすくなるかというとそうでもありません。通常は上げれば上げた分だけ鋭敏に動いてくれるのですが、パソコンのスペックを超えて上げてしまうとマウス側の信号をパソコン側が拾いきれないという状況になってしまい、逆に動きが悪くなってしまいます。

やってみれば分かりますが例えば1000Hzとかにすると「あれ……?ポインタ(カーソル)あんまり移動しなくなったぞ」みたいになるはず。ふつうのスペックのパソコンであれば1000Hzのポーリングレートとかは宝の持ち腐れになると思われるので、特殊な仕事でもない限りは200とか125とかに下げちゃっていいと思います。

ポーリングレートの設定方法(G700sの場合)

さきほどdpi設定で紹介した画面に同じように設定項目があります。dpi感度レベル設定の下のレポートレートという部分です。

G700s ポーリングレート設定

「125」「200」「250」「333」「500」「1000」と6つのラジオボタンがあるので、設定したい値を選択しましょう。デフォルトでは500になっていますが、これは通常の用途ではオーバースペックです。電池の消費を押さえるんだったら125~250くらいでいいと思います。

3.電源モードを省電力にする

これも同画面にある設定項目です。

G700s 電源モード

電源モードが「省電力」「標準のゲーム」「最大のゲーム」の3種類あります。

ご想像の通り、電力消費量は
最大のゲーム>標準のゲーム>省電力
となっております。

ふつうにブラウジングしたりブログを書いたりするだけなら省電力モードで問題ありません。最高でも標準のゲームモード。

G700sはそもそもゲーミングマウスで電力をフルに使って高いパフォーマンスを出す設計になっていますが、通常の用途ではここらへんをデフォルトのまま使っても電池残量がどんどんなくなっていくだけで効率はたいして変わらない……という宝の持ち腐れ状態になるのできちんと設定しておくべし。

4.USBレシーバーの距離を近づける

意外と見落としがちな点ですが、USBレシーバーとマウスが離れていればいるほど電池の減りが激しくなってしまいます。

なので付属のUSBエクステンダーを使ってなるべくマウスの近くにレシーバーを配置しましょう。

G700s レシーバー延長

5.長時間使える電池を使う

電池の消費量を減らすだけが対策ではありません。電池そのものもより容量の大きいもの(長持ちするもの)を選ぶことで長時間の使用が可能になります。

鉄板はやっぱりeneloop pro。ふつうのeneloopの電池よりだいぶ長持ちします。

コスパも非常にいいですし、このG700sだけではなく他の電化製品にも使えるので買っておいて損はないでしょう。

 

以上、5つ。これで1日8時間くらいの利用なら4~5日は持ちます。ご参考になれば幸いです。