ぼくらの研究

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REALFORCE91UDK-Gをレビューする 1年半使ったから

      2016/08/23

Realforce91UDK-G

今日は東プレの銘器、「REALFORCE91UDK-G」をレビューします。

 

REALFORCE91UDK-Gのレビュー

レビュー記事を見に来てるくらいですからスペックなどはだいたい知っていると思うし、公式サイトで書いてあるものをぼくが改めて書くまでもないと思うので、そこは割愛させてもらいます。ちなみに使用期間は1年半です。

基本的な使用感

打感

個人的にはちょうど良いです。ぼくは元々メンブレン式やメカニカル式のような打感が重いのは苦手で、打感が軽めなパンタグラフがずっと好きでした。キーストロークは浅い方が打ちやすかったし疲れにくく感じたので。このREALFORCE91UDK-Gの静電容量無接点方式は打感がパンタグラフ式とメンブレン式の間のような感じを受けます。ぼくは最初から違和感無く使えたのですが、中にはキーストロークが浅く、打感もすごく軽いものでないとダメな人もいるとは思います。その場合はもしかしたら合わない可能性もアリ。まぁ大丈夫だと思うけど。打感に関しては実際に打ってみないとはっきりとは分からないものですが、なにしろその実際に試しに触ってみるというのが難しいから困るんですよね…。そういった事情を鑑(かんが)みて、さっきの説明をもう一度繰り返させてもらいます。打感はパンタグラフ式とメンブレン式の中間のような感じです。スムーズですけどね。ご参考まで。

打鍵音

一応ぼくはメンブレン式、パンタグラフ式、静電容量無接点方式、メカニカル式と一通りのキーボードを使ったことがあるのですが、打鍵音は

パンタグラフ式(一番静か)>静電容量無接点方式>メンブレン式>メカニカル式(一番うるさい)

という印象を持っています。パンタグラフよりはうるさいけどメンブレンよりは若干静か、という感じですね。※もちろん別のラインの静音キーボードは除く

キーボードの安定性(ズレないか)

ズレません。重さもありますしズレ防止のゴムもありますから、通常使用でキーボードが動くなんて安物にありそうなことはまず起こらないでしょう。

耐久性

頑丈。ぼくは1年半ほど使っていますがどこも壊れていません。物理的にはどこも壊れそうな感じはないですね。他の方のレビューを見ても破損したという書き込みはほぼ見受けられませんし。

あと一応付属品

キーのスペアとして黒色のCtrl,CapsLockキーと紫色のW,A,S,Dのキーがあります。それと交換用キートップがあります(ダイヤテックの500円くらいのやつ)。これは嬉しい。

スペアキーと交換用キートップ

REALFORCE91UBKやREALFORCE91UBK-Sとの違い

こっちのキーボードも使ったことがあるんですけど、ざっくりとした違いをご紹介したいと思います。けっこうみんな「REALFORCE91UBK」か「REALFORCE91UDK-G」か「REALFORCE91UBK-S」かで迷っていると思うので。

 

キー表面がシットリしてるかサラサラしてるか

91UBKと91UBK-Sはちょっとシットリしています。(レビューではベタつくという表現も見受けられましたが個人的にはそこまでは思いませんでした)

91UDK-Gはサラサラしてます。常時サラサラ。

打鍵音がカシャカシャしているかスコスコしているか

91UBKと91UDK-Gは変わりはありません。カシャカシャという感じです。

ただ91UBK-Sだけは違います。キーを押すとスコッ、スコッという感じ。静音キーボードならではですね。個人的にこの打鍵音は好きでした。

キー押下特性が変荷重か固定荷重か

91UBKと91UBK-Sは変荷重(小指タッチ部30g,ESCキー55g,それ以外45g)。91UDK-Gは45g固定荷重です。

ESCキーの55gは使用頻度の問題で別に気になりませんでした。でも小指タッチ部分の変荷重は正直違和感が最後まで拭えませんでした。この点がぼくが91UDK-Gにした決定打でもあります。

まだ買ってない人がひっかかりそうなところ、難点になりそうなところ

印字されてる文字がマジで見えない。

キーボードに印字されている文字が見えません。黒on黒なので。

普通にキーボードを見ようとするとこんな感じです。

91UDK-Gを見下ろすと

タッチタイピング(ブラインドタッチ)がきちんとできる人なら問題ありませんが、まだ覚えたての人や全くできない人はパッと見でキーが確認できないので苦労すると思います。

パームレストが必要になるかも。

イケるっちゃイケるんですけど、だいたいの人はパームレストがあった方が手首が疲れないと思います。ちょっと角度があるので。

参考までに横から見た写真をのせます。

REALFORCE91UDK-Gを横から見た図

 

苦しいかと言われれば、ちょっと苦しい。なのでぼくは普段パームレスト(幅狭め)を使っています。

1年間半使ってみた感想

レビュー記事を見たい方というのは「実際のところどうなの?ここは?そこは?」という具体的なポイントを気にしていると思うので、ざっくりとした良い悪いの感想はそこまで求めていないかもしれないのですが、補足として。

1年間半使った感想を一言で言うなら、「不満はありません。」

あまり評価しているように聞こえないかもしれませんが、でもぼくにとってはキーボードに対しての最大級の褒め言葉なんです。

ずっとPC作業を行う人にとってはキーボードは言わば手足なわけです。手とか足は故障して初めてその機能の大事さに気づくことはあっても普段「いやー手はなんて素晴らしいんだ」と思うことは基本的にないはず。逆に良くないキーボードというのは「ここは良いんだけど…」とその後に言葉が続くもの。

そういう意味で、なんのストレスも感じることなくずっと使ってこれるこのキーボードはぼくにとってぴったりのものなのかもしれません。キーボードを買い換えようと思うということは今使ってるキーボードに何らかの不満があるからそう思ってしまうと思うのですが、ぼくは91UDK-Gを使ってから「別のキーボードを買おうかなぁ」と思ったことがないので。それはこのキーボードがぼくにとって最適で、ある意味終着点だからなんだな…なんて気持ち悪く詩的に思ったりしています。

ぼく個人の意見だけではなく、Amazonのレビューを見ても、今日(2015/09/17)現在、このキーボードの平均評価は(4.7/5)と非常に高いです。でも特筆すべきは35のレビュー中最も低い評価が「4」ということ。普通は2とか3をつける人も出てきそうなものですが今のところ誰もいません。(数が足りてないと言われればそれまでですが…)

おすすめです。