ダークウェブって何?
2016/01/18
最近の騒動でいろいろなところで見かけるようになった「ダークウェブ」。
「いやーいくら匿名のサービス使ってるからって、そんな厨二的な名前で呼ぶのはどうなの?かっこつけたいの?」
とかぼくみたいに思っちゃダメですよ。通常ぼくらが使っているウェブとは明確に違うものなんですよ。いや、ぼくもこの言葉を知ったのはわりと最近なんですけどね。
ダークウェブとディープウェブ
ディープウェブ。また聞き慣れない言葉が出てきましたね。
でもダークウェブの説明に入る前にこのディープウェブを説明しておかなければいけません。ダークウェブというのはディープウェブの一種だからです。
ディープウェブ(Deep Web)は簡単に言うと、「Googleの検索エンジン等の通常の検索ではひっかからない情報サイト」のことです。文字通りDeep(深い)ということですね。
「なんで検索にひっかからないの?見つけられないなんてことあるの?」
という疑問が出てくると思いますが、検索エンジンのインデックスというのはクローラーというロボットがインターネット上を巡回して作っていくものです。このクローラーを拒否さえしてしまえばそこに何が書いてあるかは分かりません。当然検索エンジンのインデックスには載りません。
このディープウェブには基本的にTorという特殊なブラウザを使うことでアクセスすることができます。この仕組み(ブラウザ)はネットワーク参加者をランダムに複数経由して通信する形のため利用者を追跡、特定するのは非常に困難になります。
そしてダークウェブ(Dark Web)はディープウェブの「通常の検索にひっかからない」ということに加えて「専ら犯罪や素性を知られたら困る活動に利用される情報サイト」という意味付けがされています。これまで説明してきた匿名性、追跡の難しさから分かる通り犯罪にうってつけなんです。これも文字通りDark(闇)ですね。
もちろん、ダークウェブ…というかディープウェブの中にはきちんとした企業が匿名性を考えて出しているものもあります。みんなが知ってるあの超有名企業とかのもあります。
ダークウェブは危険?
結論から先に言うと、危険です。
ここに書くのが諸規約上はばかれるようなサイトばかりというのもありますが、まず通常のウェブサイトよりもその特性から詐欺やトラブルが多いです。そしてなにより扱っているもの自体が果てしなく危険。具体的には書きませんが、違法なものだらけです。(中には単純なデータベース等の違法でないものもありますが)
通常のウェブのようにそのサイトが危険かどうかGoogleさんやセキュリティソフトが教えてくれる、なんてことはないので少なくても「ダークウェブ…なんか怖いわぁ」みたいに思ってた人は遠慮した方がいいでしょう。
ダークウェブやディープウェブについて書いてある記事の常套句のセリフですが、覗くのは自己責任で。(個人的な意見としては利用はおすすめしません。)