懐かしのワールド・ネバーランドを思いきりやってみた結果
2016/08/23
子供の頃。
「空き地で野球しようぜー」みたいに声をかけてくるジャイアンはすでに絶滅危惧種で、小学生のぼくらといえば当時隆盛を極めていた家庭用ゲームばかりしているインドアチルドレンだった。
みんないろいろなゲームをやっていた。キングダムハーツ、FF、ポケモン、ウイイレ……そんなメジャータイトルに興じつつも友達に隠れてぼくがちょこちょこやっていたゲームがある。
「ワールド・ネバーランド」だ。
通称ワーネバ。
知らない人がけっこういるだろう。タイトルは知ってるけど実際やったことはない人もいると思う。
そしてそうした人のなかには
「これをやってるやつってなんかさ……アレなやつ多くね?」
みたいに思っている人もいるかもしれない。
それはおそらく間違っていない。実際当時ぼくのまわりでこれをやっていたやつはアレな感じばかりだった。ぼく以外ははねぼく以外
そんな昔懐かし黒歴史思い出ワールド・ネバーランドがだいぶ安かったのでなんか勢いで買ってしまった。ちなみにオルルド王国の方ね。
やっぱりこれが至高。(まぁこのシリーズはこれとプルト王国しかやったことないんだけどね)
逸る気持ちをおさえきれず、すぐに起動…………
「夜明けを告げる鐘の音と共に、船を出そう……」
ふあああぁ懐かしーーーーー!
(※諸規約等によりゲーム画像は出せない。無念)
まずはキャラクターメイキング。オルグはもちろんピートオルグ、性別は男性と。
そして最初の試練。イケメン&才能を2つ持っているというチーターになるまでリセマラだ。天よ何物でも与えてくれたまえ。
<<2時間後>>
複数才能持ちのイケメンが爆誕したところで王国生活開始。
さぁ帰ってきたぞ、オルルド王国!これからバラ色の人生(バーチャル)を始めよう!
ほう、家はカルビン北か。悪くない。
懐かしい……この感じ。最初は「なにこの迷路。地図見ないと家に帰れんわ」とか思ってたな。
だが今のぼくはあの頃とは違うのだ。ふふっふ……メモとかどこにあるか全部わかるぞ!ココだろ、次にココ!!はっはっはっはっは大漁じゃ大漁じゃーー。
リセマラ2時間で得た天から与えられた才能と攻略Wikiに書いてある情報日々の研鑽による知識をフル活用し、ルーキーとは思えない経験値と仕事量を稼いでいくぅーー!
あ、あいつ心の友落としたぞ!ひろえーーーーー!………ふぅ、闘技場にはカモばっかだなぁ!?
将来を約束されすぎてて震えるーー!ふははははははははははは!
あ、試合負けた……………チッ(リセット)
たまにあるアクシデントもなんのその。ゲームマスターのみに許された時を遡る力によって望む結果になるまでやり直すまでさ。
ん?いや分かってる分かってる。みなまで言うな。お金や仕事やトレーニングだけが人生じゃないよな?心配するな。もちろん生涯の伴侶を見つけることにもぬかりはない。
さぁ来たぞカービー神殿前。容姿端麗な美女を見つけるやいなや他愛もない会話でライトコミュニケーションさ。会話終えたそばからコンマ5秒で「お~い」と叫びその場から離れようとする相手を強引に引きとめ、同じ質問を繰り返す。20回くらいは繰り返す。
え?おかしいって?キモチワルイって?
ふぅ……これだから素人は。分かってないな、このオルルド王国の理(ことわり)……を。
ご指摘の通り現実世界であれば完全なる変質者。100%警察のお世話になるところだがここはかのオルルド王国。世の女性の好感度はこの手法ですべからく上昇するのだ。そうストーカーであればあるほどモテるということ!ほら、最初は冷たい態度をとってデートを断っていたトアとも一緒にチコ温泉に入れる仲に。完璧……完璧だ……。
<<数日後>>
こうしてぼくは素晴らしいワイフと結婚することができ、子宝にも恵まれた。
ブラック企業顔負けの深夜残業、チアイの栽培に連日連夜励んだ。家にいる時間は王国中の誰よりも短かった。そのかいあってオルグ長にもなれた。
お金は使いきれないくらいある。物もあふれるほどだ。心の友、セシルの香り、イムの根は常に家にストックしてある。たまに子供たちがアイテム庫に入れたそばから勝手に持っていってそこらへんに捨ててくるけど気にしない。これも家族だ。
全てのメモを見つけ、能力はほぼカンスト。もはや王国にぼくの右に出る戦士はいない。バグウェルにも勝った。親衛隊長にもなった。
うん。
あと、やることないわ。
てかこんなことしてる暇があったらもっと他のことしt
暇を持て余した
ブロガー達の
遊び