「はだしのゲン」の感想。日本財団学習マンガ100選その9
なんか小学校とかに置いてあったのを読んだのが最初でした。
参考リンク「聲の形」の感想。日本財団学習マンガ100選その1
前置きこの記事にはあまりネタバレをしないようにできるだけ頑張っております。
はだしのゲン
今回は中沢啓治さんの「はだしのゲン」です。
はだしのゲンのあらすじ
物語は、広島県広島市舟入本町(現在の広島市中区舟入本町)に住む国民学校2年生の主人公・中岡元(なかおか げん “以下、ゲン”)が1945年8月6日に投下された原爆で父・大吉(だいきち)、姉・英子(えいこ)、弟・進次(しんじ)の3人を亡くしながらも、たくましく生きる姿を描く。
はだしのゲンの感想
「あんちゃん」という言葉を覚えたのはたぶんこのマンガでですね。みなさんの小学校とかにも置いてあったと思います。はだしのゲン。
調べてみるとこのマンガは作者の中沢さんの実体験をもとに作っているとのこと。全部が全部そのまんまというわけではないですが、それでもそのほとんどは実際に体験したことらしいです。(小学校で読んだ時はほぼフィクションか取材して書いたと思ってたなぁ) 日本語の他にも、英語、韓国語、インドネシア語などさまざまな言語で出版されています。
こういった作品は立場の違いなどもあって非難の声が尽きることはないようです。ですが一人が実際に経験した上での一つのメッセージとしてしっかり読んでおく必要があると思います。過去を学んでこそぼくらは先に進める、そう思います。ぼくらが先のことをぼんやりとでも見通すことができるのは過去というものがあってこそなのですから。学問……特に「科学」というのは広い意味ではほぼ全て歴史学ですし。
あと完全に余談ですが、この本を読むとお腹がへるのは何故だろう。友人達に話すといい感じでひかれるんですけど、このマンガの食べ物をみるとちょっと食欲が出てくるんですよ。なぜか。
たぶん登場人物達に感情移入しちゃって飢餓感とかじゅるり…みたいな気持ちになっちゃっているんだろうと思います。それ以外の理由は考えられない。うん。過激な描写とか苦手だし。頑張ってもSAWが限界だし。
70年前に広島で起こったこととその時代に生きた人達の日常を学ぶことができるこのマンガ、改めて読むのもおすすめです。