ぼくらの研究

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最近は片翼の天使をよく見かける

      2016/04/15

天使

 

片翼の天使というのはですね、何もファイナルファンタジーよろしくなアレではありません。若干のオマージュはありますが

 

ここで言う「翼」は左翼と右翼とかの思想のことですね。

 

左翼右翼の定義はざっくり言えば、体制(いろんな枠組み)の改革派(左翼)と保守派(右翼)です。

左翼は極まると「現体制を改革するために何でもするぞー」という感じになります。
右翼は極まると「現体制を維持するために何でもするぞー」という感じになります。

 

 

ここに問題が出てきます。

 

 

勘違いしてほしくないのですが、決して改革や保守の思想自体が問題だと言っているのではありません。

ただ、「翼」という字が当てられている意味を考えて欲しいんです。

翼は左と右が両方あって飛べるもののはず。

 

最近は片方の翼を完全に失ってしまったかのような天使人が多く見受けられます。SNSの発展によって単に目につきやすくなっているというのもあるとは思いますが、いずれにせよ多く見かけます。

 

ようは反対側の意見に1ミリも耳を貸さない人が多い(ように見える)。

 

 

どちらもその思想に固執してポジショントークしかしなくなれば、何の発展もありません。議論の意味は失われ、より良い形をという政治本来の目的からは程遠いものになってしまう。

 

衝突することは問題ありません。むしろ健全です。その衝突の繰り返しで人間はこれまで新しい価値観を積み重ねてくれたのですから。間違っていると思うことがあればきちんとそれを主張するべきです。

ただ相手の主張に耳を塞いではいけないと思うんです。

 

 

ぼくの好きなおしゃれブリーチの巻頭にこんな言葉が書いてありました。

確信した正義とは、悪である 正義が正義たり得る為には 常に自らの正義を疑い続けなければならない

引用元:BLEACH 44巻 巻頭(一部略)

 

周りの言うこと全てに耳を貸していたら時間がどれだけあっても足りないでしょう。だからある程度は無視することも大事だと思います。

でもポイントは、極端に最適はないんだということです。

周りの意見を全く聞かずに妄信的に進んでいくのも、周りの意見にびくびくして何の一歩も踏み出せないのも妥当ではありません。

 

 

それは単純に諦めであり、怠慢ではないでしょうか。

 

 

…というわりと真面目な雑記。