Macbook ProのJISキーボードとUSキーボードの比較
2ヶ月前にMacbook Proの13インチ Early2015を買ったのですが、JISキーボードにするかUSキーボードにするかでかなり悩みました。
悩んだ末、両方買ってみて試してみることに。
Macには購入後14日間であれば使用済みであっても無料で返品できる保証制度があるので、実際使ってみて微妙だった方を返品すればOKだったのです。
(Macのカスタマーサポートさんも「その方がいいですよー^ ^」って言ってたもん)
Macbook Pro 13-inch, Early 2015 USキーボードの写真
Macbook Pro 13-inch, Early 2015 JISキーボードの写真
USキーボードのメリット
字がすっきりしていてデザイン的にかっこいい。
USキーボードはJISキーボードと違ってアルファベット(と特殊文字)以外は印字されていません。この点は(かな入力している人以外は)機能自体に影響はありませんが、見た目的にはないほうがかっこいいと思う人が多いはず。
⌘コマンドキーが押しやすい
英数キーとかなキーが無い。スペースキーの左右に⌘comandキーがあるのでショートカットコマンドを押しやすいです。
※勘違いされやすいけど、左右の⌘コマンドキーを単独で押したときは英数/かなの切り替えに割り当てられるので英数/かなが切り替えづらくなることはないです。
特殊文字キーが押しやすい
特殊文字(コロン、セミコロン、プラス、マイナス、シングルクォート、ダブルクォート等)キーの関連性ごとにまとめられているので押しやすいです。
ホームポジションの中心がキーボードのほぼ中心に位置しているため、真っ直ぐ構えられる
実はJISキーボードはタイピングのホームポジションの中心とキーボードの中心がけっこうずれています。
なのでキーボードの中心と自分の中心が合わず、手を少し左に寄らせる必要が出てきてしまいます。Magic KeyboardとかWireless Keyboardだったらそこまで問題にならないんですがMacbook Proのキーボードを使って打つ場合は嫌な感じがする人もいると思います。
USキーボードの場合は、キーボードの中心≒ホームポジションの中心なのでそのまま真っ直ぐ構えることができます。
スペースキーが押しやすい
単純にスペースキーの幅が広いので押しやすいです。
JISキーボードのメリット
エンターキーが押しやすい
USキーボードの方が横幅があり、ホームポジションからボタン一個飛ばして横にスライドすれば押せる位置にあるので「ホームポジションからスッとそのままスライドさせてエンターを打てるので実はUSキーボードの方がエンターキーが打ちやすい!早く打てる!」という意見もちらほらみかけますが、まぁ実際エンターキーはJISキーボードの方が打ちやすいと思います。
日本語アルファベット入力タイピングの際、Enterキーを押す右手は中段のH•J•K•L等よりも上段のY•U•I•O•P等を押すことの方が多くなると思います。なので、そもそもホームポジションの中段からスライドさせてEnterを押すよりも上段のキーから感覚で指をEnterキーの位置まで持ってきてを押すことの方が多くなります。いちいち「Enterキーを押す時はいったん中段まで指を戻して……」みたいなのは面倒だし遅すぎるしでやる人はいないはず。
特に日本語のアルファベット入力というのは「K→A→G→I→Space→Enter→W→A→S→U→R→E→T→A→Space→Enter」→「鍵忘れた」というようにEnterを押す回数が非常に多い言語です。なので日本語アルファベット入力をする上でEnterキーのご入力がほぼなくなるこのキー配列は理想的です。
USキーは縦幅が他のキーと同様になっていて、かつEnterの上にバックスラッシュキーなどが配置されていることからEnterの誤入力は多くなるでしょう。
Deleteキーが押しやすい
DeleteキーはJISキーボードよりUSキーボードの方が幅があるので、普通に考えたらJISキーボードの方がDeleteキーを押しにくそうなんですが実は違う。
USキーボードはEnterキーとDeleteキーの間にいくつかキーがあります。
対してJISキーボードはEnterキーのすぐ上にDeleteキーがあります。よく使うEnterキーが押しやすく、そのすぐ上にDeleteキーがあるので、感覚的にサッと押しやすいのです。
キーの幅は狭いのですが、それでも(ずっとこの配列のUSキーボードを使ってきた人以外は)JISキーボードの方がDeleteキーは打ちやすいと思います。
※なお他にも左下のキーがfnキーなのかcapsキーなのかみたいな細かいところは大して変わりがないので無視しました。
JISキーボードとUSキーボードの比較
分かりやすいように簡単な表にしてみました。
JISキーボード | USキーボード | |
デザイン | ○ | |
Enterキーの打ちやすさ | ○ | |
Deleteキーの打ちやすさ | ○ | |
⌘コマンドキーの打ちやすさ | ○ | |
スペースキーの打ちやすさ | ○ | |
特殊キーの打ちやすさ | ○ | |
ホームポジションの構えやすさ | ○ |
○のついている有利な項目としてはUSキーボードの方が多いのですが、Enterキーの打ちやすさというのは非常に大きな点ですし、自分の作業環境をよく考えてどっちの方が適しているのか判断するべきだと思います。
「とにかく日本語の文章を書きまくるし、特殊キーやショートカットキーなんてほとんど使わない!」というブロガーさんなどはJISキーボードの方が向いてるでしょうし、
「⌘コマンドキーなんてもう呼吸と同レベルで使いまくるし、普段は英数入力でコードばっか書いてる。」というプログラマーさんはUSキーボードの方が向いてるでしょう。
以上、JISキーボードとUSキーボードどっちがいいか悩んでいる人のご参考になれば幸いです。
最後に差し出がましいようですがぼく個人のひどく主観的で乱暴かつ強引な意見を述べさせていただきますと
USキーボード最高!エンターキーとか他はもう全部慣れ!