ぼくらの研究

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月物語が楽しみすぎる

      2016/07/09

西尾維新さんと羽海野チカさん(3月のライオン)がコラボするらしい。

3月のライオン単行本12巻特装版に西尾維新書きおろし小説「月物語 第交話 つばさライオン」が付属するとのこと。第交話ってなんて読んだらいいんだよ……

ふたりともぼくの大好きな作家さんなのでもうすでにめちゃくちゃ楽しみである。

 

 

2人の魅力

西尾維新からはレトリックと理知を

西尾維新作品といえば、化物語に代表される物語シリーズ。

化物語(上) <物語> (講談社BOX)

他にも最近テレビで実写ドラマ化された掟紙今日子シリーズとかもあるけど、やっぱり鉄板はこれかな。

その独特な作風と魅力から彼のファンもとい模倣者達を量産しまくり。影響力は拡大の一途。新しい小説とかラノベを読んでると「なんか西尾維新っぽいわー」ってけっこうなる。

アニメはわりと入りやすいかな。(それでもクセの強さは最強クラスだけど) ちなみにぼくはこのシリーズがアニメ作品のなかでは一二を争うくらい好き。貝木泥舟万歳。

何かハッとさせられる言葉が多いというか……名言量産機。ここらへんは森博嗣と似ている気がする。そういえば西尾さんが森博嗣を「神のような存在」って言ってるっぽい。参考Wiki

あ全然関係ないけど、Googleさん。西尾維新で検索した時に岡田将生の画像を出すのはやめてください。

 

羽海野チカからは人生に対する誠実さを

羽海野チカさんの描く作品からはほんとうに誠実さが伝わってくる。

最近各方面から注目されている3月のライオンからは特に。

3月のライオン 1 (ジェッツコミックス)

この「3月のライオン」は現時点でぼくが一番好きなマンガだ。

ここまで熱いマンガはそうそうない。でもよくある「熱いマンガ」とはまるで違う。

自分の思いのたけを無秩序に押しつける脳筋熱血マンガではない。葛藤と、苦悩と、優しさと、真摯さとが凝縮され熱を帯びているのだ。

そう。この作品には他が霞んで見えるほどの強い意志が煌めいている。島田開万歳。

 

そして羽海野チカさんの作品や彼女のTwitterをフォローしている人なら分かると思うが、これほど真摯な人はまずいない。

感動のあまり昔羽海野チカさん宛にファンレター的なものを送ったのは黒歴史いい思い出。

 

うん。話がちらかってきたが、ともかく、そんな2人がコラボするのである。

両者はいろんな意味でけっこう毛色が違うので商業的な思惑が二人を引き合わせたのかもなぁと邪推してしまうが、そんなことは毛ほども気にならないほどこの共演が楽しみだ。

 

 

……と思ったがそういえば羽海野チカさんがけっこう前に貝木泥舟に心酔していたツイートをしていたのを思い出した。

ぼくの邪推は本当に邪推だった。よかった。世界はすばらしい。