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「ナニワ金融道」の感想。日本財団学習マンガ100選その16

   

豚の貯金箱

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ワシに秘策がおますんやワシの言うたとおりにならなかったら1銭もいりません。

 

参考リンク「聲の形」の感想。日本財団学習マンガ100選その1

前置きこの記事は基本的にストーリー上の具体的なネタバレ無しでお送りしております。

ナニワ金融道

今回は青木雄二さんの「ナニワ金融道」です。

ナニワ金融道 1

 

ナニワ金融道のあらすじ

商業の町大阪を舞台に、マチ金(消費者金融)会社「帝国金融」(セリフ中ではこの表記、看板等では「帝國金融」)の営業マン灰原達之と、借金にまつわる因業深い人間模様を描いた作品。ご祝儀を盗まれてしまい穴埋めに奔走したあげく取り込み詐欺に手を出し破滅する男、詐欺的先物取引で全てを失う小学校教頭、法律の網の目をかいくぐる闇金融業者、更にはライバル企業との対決など、様々な人間や社会の裏表を描く。青木雄二の独特なアクのある絵が読者に強いインパクトを与え、人気作となった。最初は5週程度掲載される予定であったが、第1回目の掲載時に読者から多大な支持を得て連載が決定した。

引用元:ナニワ金融道 – Wikipedia

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ナニワ金融道の感想

この作品はタイトルの通り金融とその法律に関するマンガです。このマンガに習って、もっとくだけて言うなら「銭貸しとそのルール」のマンガです。

けっこうな長期連載もので、初期の作品は今の法体系と違う点が多少あるのでそこは注意しましょう。

話によってはいろんなキャラの視点が入り交じる群像劇的な展開になりますが、基本的には主人公である灰原が体験する一人称金融冒険活劇として物語が進んでいきます。

作画はかなりデフォルメよりで、ありそうでない感じの1回見たら忘れられない絵。クセが強いのでまず絵でダメという人もけっこういるようです。

でも中身は金融のリアル…特にぼくらが普段の生活で直接関わる個人間、会社間の金融のリアル、実状をテーマにしています。逆にマクロ経済的な金融の方は全く触れません。(FXとか先物とかもあるけど個人運用のヤツですし)

このマンガを読むとぼくらがこれまで”なんとなく”で知っていたもののイメージがけっこう変わると思います。連帯保証とか自己破産とか念書とか。※繰り返しになりますが執筆当時と法律が変わっている点も多少ありますのでご注意を。

あと説明が細かいです。

登場人物のほとんどはタイトルからお察しの通り浪花節全開でセリフもぶっきらぼうなものが多いですが、数字や事実関係に関しては正確に漏れがないように事細かく把握していく様を描いています。個人的に関西の金融屋さんはこんなイメージ。

ちなみによく対比されたり同じマンガだと勘違いされるのが「ミナミの帝王」。

ミナミの帝王(134) (ニチブンコミックス)

ミナミの帝王はけっこう劇的な演出がされるのに対して、このマンガは基本的に淡々と進んでいきますが。ここらへんもリアルっぽく感じるところではあります。

倫理的にどうかという問題は別にして、人の利己的な面を端的にうまく描いていると感じました。

ただ人物とか組織の名前はもうちょっと……ね。

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