ぼくらの研究

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パクリサイトを消すための4つの対処方法

   

対応

 

本記事は実際にパクられていることが分かった時にとるべき対処方法をご紹介しています。

自分のサイト、記事がパクられているかどうかは前に書いた記事(参考リンクパクリサイトをチェックする3つの無料ツール)をご参考にしていただければ幸いです。

 

パクっている人(組織)の素性を調べる

aguse

URLaguse.jp: ウェブ調査

まずこのaguseでパクリサイトの情報を調べてみましょう。

使い方は簡単。ど真ん中にある検索窓に調べたいサイトのURLを入れて調べるボタンを押すだけでOKです。するとそのサイトのWhois情報を分かりやすく項目別に表示してくれます。(混み合っていている時もあるけどその時は時間をおいてまたリトライしてください)

これで「そのサイトドメインの登録者が誰で」「サーバーの管理者が誰で」「他にどんなサイトがそのサーバーに入っているのか」みたいなことが分かります。

ただ、さっそくここで問題が一つ。

それはこの方法でパクリサイトの運営者が分かることは滅多にないという悲しい現実。

さっきも言ったとおり、この方法でそのサイトのドメイン登録者やサーバー管理者を把握することができるのですが、だいたいは以下のようなケースになってしまうのです。

レンタルサーバーやブログサービス(はてなブログやアメブロ等)を利用している場合→→“運営者”とは直接関係のないサーバー管理者の情報が代理公開される。

.comや.netなどのよく利用されるドメイン名を利用している場合→→“運営者”とは直接関係のないドメイン登録者(管理者)の情報が代理公開される。

自社サーバーを使っていたり、.jp等の特定のドメインを利用したりしていない限り相手の情報はまず分かりません。Whois情報に運営者に関する情報が載らないので。(相手があえて載せる設定にしていれば別だけど)

ですので「これで相手の情報が分かったらラッキー」くらいに思いましょう。

でもここで分かるサーバー管理者の情報、DNS情報というのは後々役に立ってくるので無駄骨ではありません。

 

パクっている人を通報する

広告主に通報する

次の対処方法としてあるのが広告主への通報です。

Googleさんや大手ASP等ほぼ全ての広告主はパクリコンテンツの掲載を禁止していますので、相手としても広告主への通報は痛手になります。

パクリサイトの運営者の目的は99%お金。いやぼくらにとってもお金は大事なんだけども。他人のコンテンツを盗んでいるわけなので、俺の心の声を聞け的な自己実現が目的のケースはまずありえません。

ですので広告主から収益を止められるようなことがあれば、パクリサイト運営者はそのサイトを運営する意味を失います。

結果、パクリ活動をやめてくれるはず。オリジナルサイトへの嫌がらせのためにいろんなリスクを犯してやっている暇な人もまずいないでしょうし。

ですのでそのサイトに掲載されている広告の広告主へ通報するのが2番目の有効な方法。Googleさんはすごく迅速に動いてくれますが、他のASPとかはどうも腰が重い感じなのがちょっとアレですけどね。

検索エンジンに通報する

3つ目の方法は、検索エンジンへの通報です。

著作権侵害のクレーム。通称、DMCA(Digital Millennium Copyright Act)です。

参考リンクGoogleの著作権侵害の報告フォーム

フォームを見ればわかりますが、非常に細かく記述があるので状況を把握していれば特に記入に困るところはないはずです。

この申請が受理されてから検索結果に反映されるまでにかかるのは数時間程度のようです。早いですね。ただ情報の不備があると受理されるまでの時間が伸びてしまうので、あせって情報不足で送ったり、間違った情報を送らないようにだけ気をつけましょう。

基本的には検索エンジンの対応はGoogleだけでいい気はします。Yahoo!は基本的にGoogleと同じだし、Bingは利用率は2%~4%くらいだし。

注意点

この申請が受理されると申請者(自分)の本名と自分のサイトが併せて公開されます。※住所は公開されません

検索結果に

アメリカ合衆国のデジタル ミレニアム著作権法に基づいたクレームに応じ、このページから ○ 件の検索結果を除外しました。ご希望の場合は、ChillingEffects.org にて除外するに至ったクレームを確認できます。

という文が表示され、そこにクレームを起こした人(申請者)の氏名とそのサイト情報が記載してあるページへのリンクが貼られます。

それらの情報の公開をやめてもらうためには元の申請を取り下げなければいけません。そして取り下げれば当然検索結果にパクリサイトが再び表示されることになります。この申請と本名公開はセットです。

つまりGoogleの検索結果からパクリサイトを外すクレームを起こす=自分の本名を公開する、ということです。まぁ偽名でも申請自体はできるけどそしたら別の問題が出てくるのでそこは割愛。

ちなみにこのDMCAクレームを取り下げる具体的な方法としては、Googleの公式フォーラムによると直接コンテンツ削除依頼の際にやり取りしたメールに返信してその旨を伝えることでOKだそうです。参考リンクhttps://productforums.google.com/forum/#!msg/websearch-ja/kMaoQW84vaw/W1cnC8UkXg8J

いったん受理されると取り下げられるまでにけっこう時間がかかるっぽいので、申請する際はその点をしっかりご留意を。

レンタルサーバーに通報する

最後の対処方法はコレです。レンタルサーバーへの通報。

これは「プロバイダ責任制限法」という法律に基づいてレンタルサーバー管理者にそのサイトの削除申請を出すということ。(正確には著作権侵害をしている運営者のコンテンツ送信制限)

参考リンク特定電気通信役務提供者の損害賠償責任の制限及び発信者情報の開示に関する法律 – Wikipedia

簡単にいえば素行の悪いアパート住民(パクリサイト運営者)に対するクレームを大家さん(レンタルサーバー会社)に言いつけるみたいな感じです。

GoogleへのDMCAが通っても特定のページがインデックスされなくなるだけでまた別のページ、また別のドメインから…というイタチごっこになることがあります。そんな時はこの方法でレンタルサーバーで対応してもらえば、そのサーバーにアップされているサイトのデータごと消滅させることができます。(ここで最初に紹介したパクリサイトの情報が役に立ちます)

この削除申請の具体的な方法はしばやんさんという方のの以下の記事が非常に参考になります。

参考記事http://blog.shibayan.jp/entry/20150823/1440258512

 

以上、4つの対処方法。パクリサイトにお悩みの方のご参考になれば幸いです。