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完全に哲学的なマンガ1選

   

 

哲学的なマンガっていっぱいあるんですけど、まんま哲学を題材にしたマンガってないんですよね。

でも今回紹介するマンガはそのまんま哲学。かつマンガ。どストレートに哲学。でもマンガ。

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ねじの人々 1 (裏少年サンデーコミックス)

ねじの人々

 

このマンガ「ねじの人々」の作者は若木民喜さん。有名な著作に「神のみぞ知るセカイ」とかがありますね。絵のタッチはほぼ同じですがその内容はスーパーマイノリティー。全ジャンルの中でもっとも不人気と言ってもいいかの有名な「哲学」。

まず最初の話が「コギト・エルゴ・スム(我思う故に我あり)」ですからね。

ただ内容はけっこうざっくりで、デカルトの方法序説その他もろもろを読んだ人からすれば「曲解もはなはだしい!貴様はたかだか100項ほどの量もきちんと読めんのか!」という意見も出るかもしれません。でもこれは読者の分かりやすさをもとめた結果でしょう。若木さんもそんな感じのことを作品コメントで言っています。

とは言ってもどストレートな哲学。それでもふつうは頭がモヤモヤしてウワーってなって「めんどさ読むのやめよ」ってなると思います。絵のタッチとかは親しみやすいし、なるべく分かりやすいように、でも歪まないように、という作者さんの声が聞こえてきそうな感じなのですがやっぱり扱っているものがだいたい形而上学的(あらっぽく言うと具体的なモノとかじゃないヤツ。存在とか原理とか)なだけに分かりにくい。現代科学的な単純帰納法による仮証明もほとんどできないから一つ一つの答えが「まぁこんな風な考えもあるよ。どうだい。分からないだろう。うんそうだろうそうだろう」みたいなすごい宙ぶらりんな論理展開となります。

読む前に言っておきますが、これを読んでもなにか真理が分かったりはしません。そもそも他の著名な哲学書を読んでもそんなものは得られません。ただ頑張るとぼんやりとそれらしきものが見えるような気がするだけです。え?もう何か真理を知っている?それは頭が悪いか頭を動かしてないかのどちらかですね。ためしにその真理に「それはなぜ?」と10回くらい問いかけてみてください。できましたか?できたならあと10回。

それでもという方はぜひぜひ。読んでみてください。(ちなみにAmazonのレビューはマンガにしては珍しくけっこう高めのようです)

真実がどうかは保証しませんが、クオリティーは少し保証します。(貝木泥舟)

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